EV戦争トヨタの勝ち

 EVがガソリン車にとって代わる時代が来ると言われて久しい。2000年頃ブラウン管テレビが液晶テレビに代わった。こうした変化を見て世の中の人は一様に電気自動車の時代だと言った。そういう中でトヨタの発言は違った。最終的にはガソリン車はEV車に代わるが、しばらくはガソリン車やハイブリッド車の繋ぎの時代が続き本格的なEV車の時代はまだまだだというものだった。この論調を聞いて多くの評論家はトヨタがEV車の開発に出遅れたので負け惜しみを言っているという意見を出した。ところがEV車優位の雰囲気が変化してきた。EVには充電の必要性がある。その為にEV車は大きくて重いバッテリーを積んでいる。しかもこのバッテリーの充電には時間が10時間もかかり、1回の充電で走れる距離もガソリン車に劣る。また万一電気が不足して自宅以外で充電する場合に潤沢な充電ステーションのインフラがなく、遠い距離を運転するのに不安を残すという問題があった。また高性能のバッテリーには本質的に発火の危険性もある。さらにEV車置き換えが進んだ北欧では冬期に電気効率が落ちるという欠点まで指摘されるようになった。一方不動産不況を解消するため何としても工場の稼働率を上げたい中国は補助金を出してEV車増産を続けたがこれがEV車大量在庫を生み、外国への「バナナのたたき売り」状態での輸出をするので粗悪なEV車が評判を落とすという問題まで出てきている。思えば2015年頃のサラリーマン時代トヨタへ行って10年先のEV比率を質問したらせいぜい5%と見ていた。将来予測をしっかりし回りの意見にも振り回されないトヨタだ。

中国には廃車になったEV車の墓場が多くある

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