下手な4バースはお猿の篭屋リズム
子供の頃に「お猿の篭屋」という曲をよく歌った「えーっさ、えーっさ、えっさほいさっさ、お猿の篭屋はほいさっさ」という曲だ。この子供の頃に聞いた懐かしいメロディーが何故か学生時代にやっていたジャズの演奏で登場した。ジャズ演奏とお猿の篭屋はどう関係するの?ってなもんだが、ある演奏において大変共通するものがある。それは4バースという演奏スタイルを行う場合に感じた。この4バースというのはソロイストが一通りソロを終えた後に、ソロイストとドラマーが4小節ずつ掛け合いをするものを4バース、8小節ずつ掛け合うものを8バースという。ドラマーの場合単独ソロもあるが、通常は伴奏などが入らずのソロというのは「場がもたない」ためあまり見られない。その代わりにこうした4バースや8バースが行われる。上手なドラマーが4バースをやると無茶苦茶かっこいい。ソロイストのテンポに上手く合せて独特のリズムで叩いたり、こんな技があるのかと驚かせるようなドラミングを披露してくれる。ソロイストはちゃんとソロの場が提供されるので、ソロが終わると一定の拍手を得られるが、ドラマーはそういう場がなくこの4バースというのが一種の「ドラムの華」になる場所だ。こうしたドラムの見せ場だが、時としてイモなドラマーがやらかすことがある。4バースの場合最も単純なソロなら「タタンタ、タタンタ、タタタッタ、タター」となるが、上手いドラマーは勿論こんな単純なソロは叩かない。しかし私が学生時代に一緒にやっていたバンドでは延々と4バースをやり、ついにはネタが尽きてこんなソロを始める。よく聞くとこれは「お猿の篭屋」のリズムだ。

下手なドラマーの4バースは「おさるのかごや」や盆踊りのリズムに近い


