「首相の座」

 政治家というのは信念を持ってやる人だけができる仕事かと思っていたが、どうやらそうでもないようだ。政治家の最終目的は「総理大臣」あるいは「首相」になって国を牛耳ることにある。勿論中には国を牛耳ることで自分のやりたい政策を推し進めていく人もいるだろうが、大多数の政治家は総理大臣になることそのものが最終目標になっていることが多いように思う。その証拠に多くの政治家は首相になった瞬間から、一日も長くその座に居座ることを最優先し、そのためなら少々の政策の変更など全く気にもしないように見える。よくあるのは連立政権の樹立で首相になったマイナーな政党出身の人だ。それまではメジャーな政党をぼろかすに批判していたのに、一緒になった途端に手の平を返したようにメジャー政党の政策を推すようになったりする。まあそのぐらい憧れのポジションということになるのかもしれない。いつぞや「たけし軍団」の「そのまんま東」さんが政治へ足を踏み入れ突如宮崎県知事になった。「どげんかせんといかん」というキャッチフレーズで宮崎県の改革に取り組んでいた。しかしある時どこかの政治家にそそのかされて総理大臣を狙うというとち狂った動きをしてしまった。その瞬間にこの人は人々を助けるより自分の名誉のために政治家を目指したことが露見してしまった。逆に言えばそのくらい総理大臣というのは憧れるポジションだということだ。そういう私もある時期出世というレースに乗って必死でライバルたちと争ったことがある。サラリーマンの狭い社会の中では「社長」は究極の憧れのポジションだったのかもしれない。

最後は目指したい総理総裁、首相の座

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