大酒のみは年を取ると弱弱しく見える
会社員時代いわゆる「酒豪」と呼ばれる人たちを数多く見てきた。彼らは宴席が盛り上がってくると、酒を浴びるように飲み、回りの人にも酒を強要しながら場を盛り上げていた。しらふになるとそうでもないのだが、酔っぱらっている時はそういう人たちの話は頼もしく見えた。特にそれが立場の上の人の場合、「こんな豪快な考え方をする人についていけばさぞや素晴らしい仕事ができる」ような気がしたものだ。そしてこうした酒の席で持った印象は実業でも生かされた。難しい判断を迫られるような時も、最後に上司であるその人が「難しいがやろう」と言えば下の人はその上司の日頃の「親分気質」を感じ取り、その判断についていくことも多かった。ところが会社を離れてからOB会などで会うその「酒豪」連中は見る影もなく大人しくなっていた。かつては大酒を飲み、皆を連れ回していた腕力はどこかへ行ってしまい、静かに酒を飲んでいる。また「最近はあまり飲まないのですか?」と聞くと、たいがいの人が何らかの病気を患っているとの答えが多かった。そして昔のような大きくて強そうな雰囲気はどこかに消え去り、小さな体をしまいこむようにしているのに驚いてしまう。またそういう人は全般的に老けて見える。久しぶりに会ってもさて誰だろうかと思い、名前を聞くとあの「豪快な酒飲み」だった人かということになる。こうして思うのは「酒は百薬の長」と言われるが、絶対に飲みすぎはだめだと思う。人生は±0だと思っているが、あまり会社員時代に大暴れをすると、老後は小さくなってしまうのだろうか?私は幸か不幸か「そこそこ」にしか飲めなかった。これからは大いに活動したい。

昔酒が強かった人は年を取ると弱弱しく見える


