世界3大商人
世界3大商人というのがある。中国人とインド人とユダヤ人だ。いずれの国の商人も世界に出て独自のネットワークを構築している。華僑とか印僑などと呼ばれ、世界をまたにかけて活動している。私の勤めていた会社が中国に進出しようかと考えていた時、営業担当メンバーが一斉に反対した。何故なら彼らは中国人との交渉の難しさをよく知っていたからだ。特に言われるのが、一般の国での商売はルールや法律にのっとり行うのに対して、中国ではそのルールや法律が上位の共産党幹部の考え方で簡単に変わってしまうということだ。このため常に上位が誰かを意識し、そこへすり寄る必要があるという事だった。これらは通常の商道徳にはない話だ。インドはそういう意味では法律をしっかり守るという点は良いが、様々な交渉の難しさがあるようだ。例えば商売で最も重要な「定価」の概念が少なく、売り手と買い手の立場の上下で価格が簡単に変わるらしい。また口頭での約束では信用がなくひっくり返されることもあるようだ。また欧米との商売のようなスピード感を持った交渉が難しいと言われている。また数字に強く、タフな議論でなかなか前に進まないことに心が折れてしまう人も多いらしい。ユダヤ人は少数民族として世界中に点在して生き残ってきたが、あからさまに利益やお金について話すことを良しとし、徹底的に有利な条件を引き出そうとするので、日本人のような浪花節的な交渉は相手にされないという非情な面がある。したがって彼らとの商売には用意周到な準備が必要だと言われている。何はともあれ世界で仕事をするのは異文化との遭遇の連続だ。

世界3大商人相手の交渉は最もタフだと言われている


