後輩のHさん、退職後左利きでエレキギターに挑戦

 昨年の定年退職者慰労会で数才若いHさんとお会いした。彼は在職中真面目を絵にかいたような人で、高卒社員では珍しく流暢に英語をしゃべり工場に来る外人に技術指導をした。新たな職場へ配属されても独学で一から新職場の仕事を理解していくつもの資格を取られた。私には真似のできないそうした真面目な彼と久しぶりに会ったが、何と彼が慰労会に来た目的の一つは私と会うということだったそうで、驚きもしたしまた嬉しくも思った。そして再開を誓い数ヶ月後に彼の老後の生活について聞かせてもらった。その中で大変彼らしい話を聞いた。彼は実は現在エレキギターを始めたとのことだった。勿論それまでにギター演奏の経験などなく、「老後のボケ防止」のために始めたとのことだが、私は思わず「何でエレキギターにしたの?」と聞いてしまった。彼の答えは「いまさら下手な音が聞こえると近所迷惑でしょう?だから音があまり聞こえないエレキにしました」ということだった。普通エレキギターを買う人は一度はあの大音響で演奏したいからエレキを買うと相場が決まっているのに、彼の場合は「アンプを使わなければエレキはうるさくないでしょう?」というわけだ。さらに驚いたのはあえて「左利きのギター」を購入したとのことだった。ギターには右利きと左利きがあるが、圧倒的にメジャーなのは右利きギターである。おそらく「左利きギターの教則本」などほとんどない?だろう。理由がまたふるっている。「いや老後のボケ防止には敢えて左利きで使わない指をつかうのが良いと思った」とのことだった。ともかく人生にすべてストイックでポジティブなHさんだ。

「人生勉強」のHさんはアンプなし&左利き用&小音響でエレキを弾く

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