何故ブレグジット?
ブレグジットという合成語が流行った。いまから10年ぐらい前に突如イギリスがEU加盟から脱退することになった時に使われた言葉だ。Britain+Exitを合成してBrexitとなった。EUは優秀な欧州人が欧州を一つの経済圏としてパスポートもいらず、同じ貨幣(ユーロ)を使って商売をし、経済圏内の国同士は互いに関税なしで取引ができるという画期的なシステムを作り上げた。この素晴らしいシステムからイギリスが脱退した。元々イギリスは同じEU圏内でも異質な文化が残っていた。私は欧州駐在中はオランダを拠点にして時々イギリスのマンチェスター近くの工場へ出張していた。フランスやドイツに行くのはパスポートもなし、通貨もユーロで支払えるというのに、何故かイギリスだけはいちいち空港でパスポートチェックを受けなくてはいけなかったし、タクシーに乗るためにユーロをポンドに換えないといけなかった。さらにEU経済圏内なのに唯一自動車が左側通行している妙な国だった(日本人は慣れているが・・)こうした異質文化の残るイギリスだったが、元々金融面でEUを引っ張る国だったのでそれなりの立場を確立していた。ところがある時アフリカなどの独立戦争により多くの難民が発生した。心優しく教養豊かな?欧州人はこれらの難民に対して救助の手を差し伸べた。結果積極的な対応をしたドイツを中心に多くの難民が欧州へ入ってきたがそれに対してイギリスは完全に反対した。当時EU圏内の人々は冷たいイギリス人に対して文句を言ったようだ。しかしそれから10年経ち、欧州ばかりか米国や日本も移民問題で揺れている。さてブレグジットは正しかったのか?

移民政策に反対してEUを離脱したイギリスに今同調する国が多い

