初めてのバンド出演
初めてバンドを結成してステージに立ったのは、高校2年生の文化祭の時のことだった。当時クラスにK君という友人がいて、彼が何故か私を誘ってきた。彼は後に警察庁のいわゆるキャリアとしてかなり上の立場まで上り詰めたようだが、当時から結構親分肌で人を引っ張るのが上手だった。メンバーはK君と私以外に、当時からフォークソング演奏の経験者だったI君をメインボーカルとしてその他にベースが演奏できるKS君が入っていた。また何故かオーケストラ部でトランペットを演奏していたXX君(名前が思い出せない)も参加することになったが、オーケストラ部のような正当な演奏をする者が低級なフォークソングバンドに入るのを知られるのはまずいということで、XX君はステージの陰のカーテンの裏でラッパを吹くという奇妙な参加をしたのを覚えている。1曲目はジャンバラヤというコードが2つしかない安易な曲をK君が歌った。K君はその人柄で人気を集めており、歌がうまい下手よりもK君が歌うというだけで、結構聞いている人が盛り上がっていた。また間奏でXX君のラッパの音が聞こえると、観客は一体どこにトランペットがいるのかと不思議な顔をしているのをステージの上から見ていた。そして2曲目と3曲目は確か当時京都で一世を風靡していた高石友也とナターシャ7というバンドのコピー曲を皆で歌った。メインボーカルはK君と経験者のI君が行った。そして4曲目は私が生涯唯一のボーカルでアメリカンフォークソングをガチガチになりながら歌った。そして最後はI君が渋い声で1曲歌い、無事我々のバンドの演奏は終わった。これが私の初体験だった。

坊主頭で初ステージへ出た頃(左が私)


