win-winの関係を築けるシステムの到来
win-win関係という言葉が商売で使われる。新しい方法を構築するあるいは発明することで複数の利害関係者が共に満足するような関係を作り出すことをいう。通常一方が良いという方法は他方から見れば不都合や不利益を生む場合が多いが、双方が満足する方法がwin-win関係というわけだ。近江商人の間で「3方よし」という言葉がある。これは売り方(商人)、買い方(お客さん)そして「世間の誰も」が良いと思えるような商売の仕方をしなさいという近江商人の心構えを説いた言葉で、まさに皆がwin-win関係になれる方法が商売では大事だということだ。しかし簡単に誰もがハッピーになれる関係を作るのは難しい。私がサラリーマンをやっていた時代にもこうした問題は山のようにあった。新たな改善をしようと何かの手法を提案すると、それに対して必ず賛成する人と反対する人がいた。私の会社人生の中でこうした「相反する利害関係者をどう調整していくか」に費やされた時間がどの位多くあっただろうか?しかし結果は往々にして折衷案みたいなことになる。最終的に皆が満足できるようになるのは何か大きな変化があった時のみだ。例えば昨今のITシステムである。スマートフォーンはビジネスに大きな変革を生み出した。それまで必要だった無駄な努力が解消された。昔は誰かと話をするにも顔を合せて話をするか、電話で話をするものだった。しかし今は相手がつかまらなくてもメールで要件を伝えることができる。またカメラ機能を使えば、離れた場所で遠隔会議を行うこともできる。こうしたビジネスの無駄が除かれる中で周辺のビジネスのあり方そのものが変わりつつある。

3方よし。全員が良いと思えるアイデアを見つけるのは革新的だ。


