人生は±0

 何かの物理法則に「エネルギー保存」とか「〇〇=一定」の法則というものがある。物理と言う学問は森羅万象の普遍的な方向性を示す学問なので、人間の生き方もこれに準ずるのではないかと勝手に思い込んでいる。つまり人間の生き方には「すごく+になることがあるなら、すごく-になることもある」という事を意味しているのではないかと思う。賭け事の世界でハイリスク&ハイリターン、ローリスク&ローリターンという言葉がある。大きなリスクを取れば大きなリターンを取れるチャンスがあり、リスクを小さくするようにしていると小さなチャンスしか得られないという考えだ。人間生活も同様で、思いっきり上を目指して進む人は大変な努力や危険にも遭遇するが、最終的に大きな成果を得ることができるチャンスも大きい。一方あまり無理せず大きな冒険をしない人は、大きな災いに巻き込まれる可能性も低いが、大きな成果を出せることも少ない。これはどちらが良いというものでもないと思うが、大きく変動があっても大きな夢をつかみたいタイプの人と、小さくつつましい生活で良いから大きな災いに会いたくない人の違いだと思う。同様に普段の生活の中にも必ず±が存在する。何か上手くいって調子に乗っていると、突然足元をすくわれるような不幸に見舞われることがある。これはまさに±0の世界だ。この原則をわかっているつもりでも人間はつい調子に乗ってしまう。会社を定年して老後生活に入ったが、今の私はこの法則が生きていると信じて、「今自分は調子に乗っているのか?自重しているのか?」を常に考える癖がついている。大きすぎる勝負は避けるようにしている。

悪い事にぶつかったら、次は良い事に巡り合うと思うようにしている

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