私は大器晩成?
私は小学校の終わりに身長が148㎝あり結構高い方だった。クラスの中での身長の順番も後ろから2番目だった。ところが中学校に入り皆に身長を抜かれクラスの真ん中ぐらいになってしまった。また声変わりも遅く、中3の初めまで高い声のままだった。ところが3年生に入って声変わりすると急激に身長が伸び始め、3年生の終わりにはほぼ180㎝まで伸び、再度皆より高くなった。3年生で12㎝伸びたことになる。学業のことを思い起こすと、小学校の低学年の時の成績は5段階評価で1~3以上の成績が見当たらなかった。ところが4年生の夏に「はなたけ」の手術をすると成績は急激に上がり、5年生では初めて通知簿で5の成績を取り、6年生では学級委員長に任命されるようになった。私の記憶では、「はなたけ」の手術をするまでは何かに集中した覚えがない子だった。それが手術で空気の通りが良くなると色々なことに興味を持てる子になった気がする。こうした経験より自分は何かのきっかけを見つけるまではなかなか成績を上げられないが、一旦きっかけを見つけると急激に自分自身を伸ばすことができるいわゆる大器晩成型の人間ではないかと思うようになった。正確には決して大器とは思わないが、少なくとも多くの晩成の経験はできたと思う。会社においても20数年赤字が続く事業で苦労したが、結果的には自分がビジネス部門長を拝命してがんばったラスト3年間には過去最高の成績を達成することができた。このような経験を続けてきたので、今でも自分が何かのきっかけでより良い人生をつかむことができるのではないかという期待をいつも持っている。
