酒が安い
日本は酒税が相当取られていて実際のアルコール類の価格というのは随分安いものだと聞いていたが、欧州に行ってそれを実感することになった。350mlぐらいのビールだと、日本では200円前後のイメージだが、オランダのスーパーマーケットで買うビールの価格は1ユーロ(当時1€=\130ぐらいだった)前後だった。その後ドイツに行った時に展示会で飲んだビールは0.8ユーロぐらいだったが、実際ドイツ人がスーパーなどの安い場所で購入するビールは350mlで0.5~1ユーロだった。これはドイツでは水を買うのとビールを買うのはあまり変わらんとなるということだった。またさらにワインも安かった。日本人が日本で夕食用に買う安いがあまりうまくないワインは1本800~1500円だ。一方まずまずうまいものなら3000~5000円はするだろう。オランダのスーパーで売っているワインは大体5~7ユーロで、日本円換算をすると1000円ぐらいとあまり日本と変わらないが、このワインはかなりうまい。イメージは2000円ぐらいのものを飲んでいる感じだ。さらに比較の意味で、白ワインのブランド品であるシャブリの価格を比較すると、日本では大体2500円~3000円ぐらいかと思うが、オランダのスーパーでは最高級ワインの部類に入るが、それでも10ユーロという破格の値段だった。おかげで私は1週間に1本は必ずシャブリを空ける生活をしていた。欧州では皆がワインやビールを楽しむ光景をよく見るが、このぐらいの価格なら庶民も手が出しやすいのだろう。人件費込みのレストランの食事は欧州は決して安くないが、こういう食材に近いものは安く買える。
