コーヒーの濃さはオランダ>日本>アメリカ

 朝一杯のコーヒーというのは世界共通の飲み物であるが、世界4か所で働いた私から見るとこのコーヒーにも随分違いがあると感じる。特にコーヒーの濃さについては大きな違いがあった。ざっと言えば濃い順にオランダ>日本=マレーシア>アメリカの順と思う。よく日本でも「ブレンドにしますか?アメリカンにしますか?」と言われるように一般的に米国のコーヒーは薄めである。理由ははっきりしないが、元々先祖が欧州から渡ってきた米国人なら普通のコーヒーの濃さでも良いと思うが何故か違う。一つ思うのは、米国人にとってコーヒーは朝の寝ぼけた頭をすっきりさせる「気つけ薬?」のようなものであると同時に、「濃いコーヒーは胃を悪くする劇薬?でもある」と考えている気がする。したがって何倍も飲むが薄めにしておくというのが理にかなったコーヒーの濃さとなる。一方オランダで飲んだコーヒーは大変濃く苦かった。私の知識の中では濃いコーヒーと言えばイタリア人の飲むローストコーヒーというイメージが強かった。しかし実際私が働いたオランダの北部の工場では、オフィスでも工場の食堂でも従業員には無料のコーヒーがサービスされており、そのコーヒーメーカーからはほとんどエスプレッソかと思うようなコーヒーがカップ一杯に注がれていた。さすがにコーヒー好きの私でもこんなコーヒーを何倍も飲むと胃にはわるそうだなと感じた。またそういう比較からすると、日本やマレーシアのようなアジア圏のコーヒーは濃すぎも薄すぎもせず、適度な濃さと香りのあるコーヒーと感じる。マレーシアの場合はイギリスの影響が強く、コーヒー以上に紅茶が飲まれていた。

コーヒーの濃さは世界中色々

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