企業の戦いも戦争に似ている

 ロシアーウクライナ戦争を見ると、本当に日本は実際の戦争に巻き込まれなくて良かったと思うが、ほんの100年ほど前には日本は戦争の真っただ中にいた。したがって今聞くと戦争は他人事のようにも思うが、ある意味「戦う」という行動は色々な形で我々の目の前にあるものだと思ってしまう。私は会社に40年ぐらいいたが、この間競争相手との戦いに明け暮れたと言っても過言でない。まだビジネスの規模が小さかった時には、国内の競合相手と熾烈な戦いをしていた。相手が新たな技術を見つけたと聞くと、自分たちでやってみたりその技術の核になるものが何かを調査したりした。時にはちょっとしたスパイ行為をしたこともあった。そして何とか「日本一」というタイトルを取るところまで行った。そうすると次は世界チャンピオンを目指しての戦いが待っていた。国内で戦っている時は相手の強い面と同時に弱い面もわかり戦いがし易かった。ところが世界の競合他社の情報は入りにくく最初戦い方は全くわからなかった。それどころか世界一と呼ばれるメーカーは同じ客先に対して価格が安くしかも品質の優れた商品を納入していた。初めはとてもかなう気がしなかった。それでも長く戦っていると種々の情報が入ってくる。相手はこんな原料を使っているとかこんな配合をしているらしいとか販売量に応じた価格設定というものを実施しているとか情報が流れてくる。さらには競合を退職したエンジニアが我々に雇って欲しいという要望を持ってくる。こうした時に相手のものづくりや売り方を知ることもあった。まさに戦争でいう戦略や戦術を駆使する企業の戦いだ。

本当の戦争と同様企業間の戦いも戦略・戦術を駆使する

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