日本品の気遣いはおもてなしだけじゃない

 外国で8年暮らしたが、外国に住めば住むほど日本の良さというものを感じることになった。よく言われるのは「おもてなし」というやつで、レストランでもホテルでも日本ではツアー客に対して大変親切な対応をすることが知られている。昔歌手の三波春夫が言っていたが「お客様は神様です」という考えが日本人全体に浸透しているということだろう。同様にこうした考えから「品質第一」といった考えも出てきていると思われる。私は工業に関するビジネス社会に身を置いていたのでこの「品質第一」は体に叩き込まれているが、外国で日本で作られたものを見ると随所に「日本品質」を感じる。典型的なものに食べ物や文房具など一般的な消費財に使われる袋や箱などの梱包材は非常に「日本品質」を感じるものである。マレーシアで暮らした時に特にその点を強く感じた。例えばマレーシア製のお菓子なんかを開封しようと思うと大変苦労する。日本人ならまず「どこから開封するのか」を調べるが、現地のお菓子の梱包材にはそんなものはない。日本のお菓子なら必ずあるはずの「切り口」とか「開封口」みたいなものは存在しない。仕方なしにビニールの袋のどこかを無理やり歯で切って開封するという大変下品?な開け方をすることになる。同様に箱で包んだチョコレートを開封する場合、日本品なら必ず切り口に沿って開封できるようになっているが、現地のお菓子は箱の紙を破ってチョコレートを出す。その他日本の割りばしには爪楊枝が当たり前に付属されている。こうした事はすべて「過剰品質」ということかもしれないが、これに慣れ切った私たち日本人はどうも外国は親切心が足りないと思ってしまう。

開けやすい、食いやすい日本品質の包装材

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