日本へ来る外人

 本当に日本へ来る外国人の数が増えた。流行り病であるコロナの前は、大量の中国人が日本へやって来た。2010年代中国経済は黄金期を迎えた。日本へ来た中国人は品質の良い日本品や「本物の」ブランド品を「爆買い」をしては本国へそれを持ち帰った。しかしコロナを境に中国人は依然多いがやや減少して、代わって欧米人が続々と日本へやって来るようになった。元々欧米人は生活文化の中に、1年に1回はバカンスを取るという考えがあり、その一環で日本にも遊びに来るようになった。私も欧米の駐在員時代に経験したが、欧米人の年間の休日は土日を除けば恐ろしく少ない。確か欧州でも米国でも10日なかったのではないかと思う。したがって欧米人は計画的に年間2~4週間程度の長期休暇を取り、家族や個人で長期でしかできないような余暇を楽しむ文化を持っている。一方アジア圏に住む我々アジア人は年間数10日の国民の休日があり、さらにそれに土日を引っ付けると10日近い連続休暇が年に数回ある。それにしても昨今の外国人の訪日数はますます増加しているが、それには理由があると思っている。昔は日本のような「英語は話せない」国に行くには大変な度胸が要ったと思われるが、昨今はグーグルであらゆる国の文化を調べることができるし、また種々の翻訳ソフトなどのおかげで日本語の自国語への翻訳も容易くできるようになった。さらに日本国内のバスや列車の時刻表までグーグルで探せるのだからほとんどの難関を事前に調査して心配なく日本へやって来る。あとは欧米人特有の人懐っこい笑顔で片言の日本をしゃべれば日本人は一ころである。コンニチワ。

情報が入ることで英語圏でない日本にも欧米人が観光にやってくる

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