お祭りに気合の入る外国人

 海外にいると本当に外国の人は共通のお祭を大事にすると感じる。日本人のお祭りというのは地域色が強く、全員が同じ行動をすることは少ない。お盆や正月がそれにあたるが、近年はライフスタイルもバラバラで個別に休みを享受するようになってきたと思う。一方マレーシアでは本当に国民全体で楽しむお祭りというものを見せてもらった。まずマレー系マレーシア人はほとんどがイスラム教徒で、毎年約1ヶ月の「ラマダン(断食月)」が終了してから1週間ぐらいの休日を楽しむ。宗教上真面目なマレー人はラマダンの日中は水も食べ物も取らず、日没から翌日の早朝の間のみ飲食が許される。そして1ヶ月の厳しい儀式が終了すると長期休暇が待っている。それだけにラマダン明けの休日は大変盛り上がる。中華系マレー人は大半が仏教徒だが「旧正月」のお祭りがある。この「旧正月」は経済的に大きな影響を与える。中華系マレー人は華僑の流れを汲んでおり経済に強い。特に会計や物流や会社経営に秀でた人が多い。このため「旧正月」の1週間が始まると、マレーシアの経済活動は一気にスローダウンし、部材の発注ができなかったり物の入荷ができない問題も発生する。(最近は日系企業も慣れてきており、事前発注をするなど調整するようになっている)最後にマイノリティーにあたるインド系マレー人にはやはり独特の休みがあり、通常3~4日休む人が多い。私のいた会社では通常3名の会社専属ドライバーを雇っているが、うち2名がインド人、1名がマレー人だ。インド系インド人のお祭りの際だけは、事務部のマレー人が特別ドライバーを担当していた。

ラマダン(断食月)明けのお祭りは気合が入るイスラム教徒

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