営業マンの口癖2

 ビジネス規模の拡大によりより多くの客先と販売を獲得できるようになると、営業マンの仕事は世界各地で多忙を極め、彼らの「夜の接待」も顕著になった。ついには自分の事を「1000万円プレーヤー」と豪語する営業マンも現れるようになった。世界の地域で見ると、夜の接待あるいは酒による交渉がさかんな地域は東アジアであった。特に日本、韓国、中国はその最たるものであった。中国はいわゆる「乾杯」文化があり、つぶれるまで飲み続け客先と仲良くならなければならない風習があるし、韓国も酒を酌み交わしお互いの会社を理解し合うという文化がある。しかしやはり日系企業である我々にとって最も重要な販売拠点は日本であった。過当競争を乗り越え、我々の製品の日本でのマーケットシェアは当時60%を超えるレベルになっていた。そして日本の客先が海外にビジネス展開するのに伴い、我々も海外でこの客先についていきビジネスを展開していったので、やはり日本の客先は最重要な客であった。したがって日本での接待は非常に重要視しており、関西と関東の営業本部では連日のように夜の接待が行われていた。営業マンから言わせると、「日本には接待における2大重要拠点があり、ともにギから始まる」との事。この「2つギ」とは東京の銀座と京都の祇園の事だ。大阪にも北新地などがあるが、やはり最上級のお客様をご招待するのはギに限るらしい。そしてこうした接待を10年以上も継続している経験豊富な営業マンにとって、東京の銀座も京都の祇園も「目をつぶっても歩ける」と豪語するほどだ。実際お客さんと仲良くなるのは良いが、ここまで繁華街に精通?するのはいかがなものか?

関東、関西を代表する二つの接待場所「ギ」、銀座と祇園

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