駐在の最初はエージェントに助けてもらった

 外国で暮らすのは難しい。特に住み始める最初に行う「お役所仕事」は気が滅入ることばかりだ。その国で働くためのIDの取得、アパートに関する賃貸契約、住居に関する大家さんとの交渉、会社から借りるレンタカーの扱い、自動車免許の取得などやらなければいけない「お役所仕事」は山のようにある。その中でもっとも厄介な仕事は銀行口座とクレジットカードの取得だ。お金の事は大変シリアスな問題で、銀行側もなあなあで契約する事はできず、必ず本人がサインしたり口頭でイエス/ノーを明確にしないといけない内容が多くある。しかし初めて銀行へ行くと、専門用語がわからないし、早口のネイティブ英語に慣れていないため、ほとんどの場合通訳を連れて行く。本来お金のことなので、他人である通訳の人に聞かれるのは良くないことだが、間違ってサインをしてしまうとより大きな問題が発生するので、やむを得ず「必要悪」として通訳者の立ち合いで銀行関係の書類の作成を行うことが多い。一昨年ぐらい前に、米国大リーグで大活躍している大谷翔平が彼の通訳から数十億円という大金をだまし取られるという事件があった。通訳者が何故大谷本人しかしらないはずの大谷氏の銀行口座の暗証番号を知っていたかについては色々な憶測が出されたが、おそらく大谷翔平は初めて銀行口座を作る際に、私と同様通訳者を同行させ通訳者の目の前で銀行関係の書類にサインしたものと思う。そして通訳者はその際にクレジットカードの本人確認のパスワードを知ったのだろう。身の回りの事に人一倍気を遣う大谷も英語がわからず不安な環境下でつい気を許してしまったのだろう。

駐在する時は種々の契約でエージェントに助けてもらった

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