国の見方は変わっていく

 国の見方というものは変化する。日本も10年ぐらい前は外国人から「いまだにちょんまげを結っている」と思われていた。しかしネットが世界を繋ぐようになってからはそんな迷信はなくなっていったし、また多くの外国人が実際に日本に観光に訪れて日本の実態を目にしている。日本人同士でさえ間違った話を信じている場合がある。例えば東北や九州では皆が方言でしゃべっているという迷信があるが、実際に旅行で現地に行ってみると、本州の人が全くわからないような方言でしゃべる現地人など今はほとんどいない。わずかに年配の老人の一部がしゃべるぐらいだろう。海外駐在で東南アジアとオランダと米国の3地区を経験したが行く前は多少の偏見があった。東南アジアに対しては、「日本のような便利な文化がない」という思い込みだった。駐在員の中には生活に不便を生じるとの思い込みで家一軒分に近い物を送った人もいた。実際は日本で普通に買うものは皆揃っていたし、日系のスーパーもあった。欧米へ駐在する前に思った不安は、「黄色人種に対する差別」というものがあった。確かに1970年代に初めて米国に行った時には挨拶しても返さない欧米人を見た。しかし今や色々な人種が会社でトップをやる時代だ。それなりのインテリジェンスを持って臨めばそういう対応をしてくれるのは経験した。娘とフランスに旅行した。「フランス人は英語を理解しないふりをする」という話を聞いたが、今の時代そんな対応をしていればEUの一員としてやっていけないだろうと不思議に思っていた。行ってみると現在はパリ市内ではほとんど英語で会話でき、「フランス語優先」みたいな風潮も見られなかった。

現代の日本人もちょんまげを結うという迷信が信じられていた

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