現代の風車村
オランダの観光と言うと風車やチューリップを挙げる人も多い。実際風車については実用的にはもはや使われていないが、国内数ヶ所に昔ながらの風車を観光資源として残している場所もあった。風車とは英語に訳するとwindmill(風力製粉機)となる。産業革命が起こるまではこの風車が穀物などを臼で粉にする際の動力として使用されてきた。しかしながらこの自然力を使う大掛かりな機械も電気やガスや油やモーターなどの発明により衰退していった。しかし最近は現代版風車とも言うべき新たな大型風車が現れている。それはいわゆる風力発電で昔の風車をwindmillと言うなら、現代の風車はwindturbineと呼ばれている。この風力発電はこれまでの火力発電に代わる新しい再生エネルギーとして注目を集めている。この発端は一つは昨今急速に議論が沸騰した「化石燃料により発生するCO2が温室効果ガスによる地球温暖化を引き起こす」という仮説によるもので、太陽光エネルギーや風力発電のような自然エネルギーがCO2を出さないからという理由によるものだった。またそれに加え、原子力発電から発生する使用済核燃料の処理が非常に難しいという問題も再生エネルギー推進を後押ししている。欧州はこうしたCO2削減の中心地区であり、ドイツなどは原子力発電炉を全数廃炉しており、代わって風力発電用ブレードが国中に見られるようになった。オランダもドイツの隣にあり、この影響を大きく受けているように感じる。オランダのスキポール空港から私の住む北部まで電車で旅すると途中多くの現代版風車を見ることができる。私も休みの日に「新しい風車村」見物をしたものだ。

オランダの海外沿いには現代版「風車村」が見られる


