真田広之エミー賞
真田広之が主演兼監督を務めた「SHOUGUN将軍」が米国映画の最高の賞であるエミー賞を受賞した。真田広之はハーフでもなく生粋の日本人だが、この映画には彼が日本人として「真の日本」「真の日本人」を知ってほしかったという気概のようなものを感じ取れる。従来米国で作られる日本人中心の映画はどちらかというと、欧米人受けするような派手な演技とか、あまりにもわざとらしい時代劇風なセットで撮影されているものが多い。またこの俳優はほんまに日本人?と思わせる怪しげな日本語を使う役者がいたりする。そういう観点で見るとこの「SHOUGUN」は出演者のほとんどが日本人であり、変に受けを狙うような奇抜な服装もアジア風な少し日本とは違うアクションもない。普通の日本人が日本で普通に感じる時代劇がつくり上げられている。そんな「純日本風」な映画に米国人が感動したのに驚いている。実際真田広之はエミー賞表彰式の壇上英語のスピーチで語っているが、「私は日本人が本当に素晴らしいと感じる部分をそのまま欧米人に伝えたかった」そうである。真田広之は30代くらいでハリウッドにベースを移し、数々のハリウッド映画に出演してきた。そして日本人として十分な功績をいくつも得てきた。しかし心の中には「欧米で見る日本はどこか誇張しており違う」ことにいらだちを感じていたようだ。そしていつか本当の日本や日本人を映画で表現したいと思っていたのだろう。これは愛国心だろう。私も米国の隅の方で「小さな日の丸」を背負って生きていた。俳優である真田広之がそういう気持ちになったのは容易に理解できる。

海外に住む日本人ほど「本当の日本」を紹介したいと思っている?


