東西ドイツの統合とその後

 ロシアとウクライナが戦争を続けている。構図は同じではないが、かつての「自由圏と共産圏との戦い」ように、ロシアは共産圏の国が、ウクライナについては自由圏あるいは西側の国が支援するという感じになっている。そして西側諸国の経済制裁によりロシアは経済的に責められている。1989年こうした冷戦下厳しい制裁により旧ソビエト連邦が倒れ、ソ連内の小国が独立し、また「東側諸国」としてソ連に強調していた欧州国家が独立していった。そういう中で国が2つに分かれていたドイツはソ連の崩壊を機に、再び東と西が「一つのドイツ」として結集することになった。いわゆる「ベルリンの壁の崩壊」を私もテレビで見ていてある種の感動をした。ドイツはその後欧州の経済的なチャンピオンとして輝かしい成長を遂げていった。さてこうしてハッピーに終わったように見える東西ドイツの合併だが、はたして今のドイツはどうなのだろうか?ソ連の崩壊後、欧州はさらに大きな変革を求めて、EU連合という大きな集合体を作ることになった。皆が「同じ貨幣」を使い、「同じ域内はパスポート不要」で通行ができ、同じ域内では「国間の関税なし」で品物の売買ができるようにするという画期的なシステムが構築された。勿論当時この構想に燃えていた人々はあらゆる障害を乗り越えてこのシステム構築に取り組んだ。その中で東西ドイツでは合併した時の東西経済格差はさらに堅調になり、現在多くの問題を抱えているそうだ。日本なら大都市と田舎の経済レベルがいつまでも変わらないみたいなものか?やはり長年培った行動様式まで同一になるにはまだまだ時間を要するのだろう。

東西の壁が壊され合併したドイツだが、現在更なる格差にもめているらしい

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