日本に住民票がない日本人駐在員

 駐在員は海外で働き海外で収入を得てその国に対して税金を納めている。したがって駐在中は住民票を海外へ移すことになる。このシステムのために不便を感じたことが2つあった。一つは日本での車の購入に関してである。一見駐在員なのだから駐在中は日本で車を買う必要はないのだが、たまたま車を購入せざるを得ない事態が生じた。マレーシアに駐在していた時、一時帰国で日本に帰っていたが、ドライブしていた際に事故を起こしてしまった。被害者の方へは保険で事故の補償をしたが、私自身の車も大破して使い物にならなくなってしまった。たまにとは言え帰国時に不便するので、つなぎでぼろい中古車を購入することにした。幸い長らくかけていた自賠責保険が100万円ぐらい下りるようなので100万円で買える小型車を購入した。ところが契約の最後で困ったことが生じた。それは車の購入に際しては車庫証明が必要になるが、私は住民票を移しており車庫証明書が発行できなかった。やむを得ず「車屋さんのリース」という形で購入した。もう一つは株の売買に関する事項だった。私の会社は当時人気絶好調の液晶テレビの部材を生産しており、この販売増加に伴い会社の業績は右肩上がりとなっていた。そして会社の業績好調に伴い、株価も数倍上がるという大チャンスに恵まれていた。普通ならこの株価のピーク時に株を売れば何倍もの利益を得られるのだが、残念なことに住民票を海外に移している駐在員はこのチャンスを活用することができなかった。結局海外から帰ってくる頃には液晶ブームは去り株価は元の値まで下がってしまった。あの時に売れれば少しは金が残ったのに。

海外駐在員は日本に住民票がないので帰国時に何回か不便を感じた

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